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さぬき美探訪

VOL.250 2018年10月04日

追悼『流政之の躾』

2016年高松市歴史資料館で開催された「心を豊かにするデザイン-讃岐民具連とその時代-」展示会場で 学芸員・中條亜希子さん撮影
2016年高松市歴史資料館で開催された
「心を豊かにするデザイン-讃岐民具連とその時代-」
展示会場で 学芸員・中條亜希子さん撮影

「ポケットに手を突っ込むな」「人前で腕を組むな」「しゃがむな」というのが口癖だった。

1964年ニューヨーク世界博のために流は“ストーンクレージー”と呼ばれる外壁を工事する。庵治の石職人を連れて渡米する時、流が彼らに準備したブレザーは銀座英國屋で仕立てたものだったそうだが、ポケットの口はしっかりと縫い付けられていた。この頃まだ洋式のトイレは珍しかったので、庵治の海岸に据えて使い方を教えたり、英会話やマナーも学ばせたりしたと聞く。

初めて言葉を交わしたのは確か私が大学に入ったばかりの頃だ。ちょうどジョージ・ナカシマが新宿小田急百貨店での個展のオープニングに来日、父がナカシマの家族を誘った内輪の食事会に流も同席した。

中華料理の円卓を囲み和やかに食事が進む。料理も終わりに近づき、杏仁豆腐を食べ終える頃、給仕の女性は一番下座の私の前に次々とお茶を並べた。場所も狭く最初に自分がお茶を取って隣にまわそうとした瞬間、罵声が飛んできた。何があったのかとみんなが吃驚(びっくり)する中、私に向かって「君は躾がなっとらん。なぜ下座の君が一番に取るのか!」と続いた。所構わず躾の教育をする流との最初の思い出深い出来事であった。その後も流に叱られたことは数知れないが、この時のことは恐らく一生忘れられないだろう。

流先生、長い間本当にありがとうございます。叱ってくれる人が居なくなるのはとても淋しいものです。

11/10に北海道で偲ぶ会が開催されます。

桜製作所 社長 永見 宏介

桜製作所 社長 永見 宏介

さぬき美探訪とは

美術館や博物館の学芸員と野菜ソムリエが香川が誇る「美」と「味」をご紹介します。

讃岐を歩く

ちょうさじゃ

吹き渡る涼風とともに祭りの季節がやってきた。豪華絢爛という言葉がぴったりな観音寺市豊浜町の「ちょうさ」。「ちょうさじゃ」の掛け声とともに練り歩いたり、かきくらべをしたり。まち全体が担ぎ手と見物客の熱気に包まれる。

Photo:T.Nakamura

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